建築費用は総額で460万円

2011.10.07

ここ数年、「DIY=ドゥイットユアセルフ」がひとつの流行となり、都市近郊では日曜大工センターが増え続けている。このブームを支えるのが、再び家庭に目を向け始めた父親たちである。彼らは、子どもの椅子や踏み台から物置まで、活字で仕入れた知識だけでつくってしまう。アウトドアブームともあいまって、最近では別荘地にログハウスを自分の手で建ててしまう人まで出てきている。しかし、家族が住む家をつくるというと事情は違ってくる。それはあくまでも専門家の領域であり、建築家が設計した図面をもとに大工が何日もかけてつくるものである。プレハブなどの新しい建材を使った新工法が開発されてはいるか、素人の手が届くところではないということでは変わっていない。ところが、専門的な知識も技能もなかったにもかかわらず、週末を利用して2年間で5LDKの家をつくりあげた人がいる。Hさん(40歳)、小学校4年生を頭に2男1女のおとうさんがその人である。上野から電車で約1時間、そこからさらに車で20分ほど行ったところに建つ洒落たデザインの家だ。敷地は100坪、床面積45坪、台所を入れて8つの部屋がある。リビングはゆったりと16畳、一番小さい部屋でも7畳ある。Hさんは業者に頼まずに、自分の手で建てた。建築費用は総額で460万円だという。

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