免震工法について

2011.09.30

今回の新潟県中越地震の際、救急車で運ばれた人のうち約4割は、家具が倒れて下敷きになったり、散乱したガラスや食器の破片で手足を切ったりしたことによるものだったそうです。建物の耐震性を上げることで倒壊による圧死や負傷などの被害を抑えることは当然ですが、家の中の家具やガラスなどによる怪我の対策を考えることで、より安全な住まいをつくることができます。そこで注目されるのが「免震工法」です。免震工法とは、地震の大きな揺れを「免れる」仕組みのことです。実際に免震工法を建築物に採用する場合は、データなどをそろえて公的専門機関の認定を取らなければなりません。実は平成11年に、一戸建てでは17番目、木造住宅では5番目となる免震住宅の認定を取得していました。ただ、装備がかなり大きく、コストも高く、当時は市販しようとは思いませんでした。それでも、一戸建てにおける免震の重要性から装置の小型化やコストの低減について研究を続け、ようやく一般向け商品として発売できるようになりました。この免震工法を使うと、建物に伝わる地震の揺れを10分の1程度に抑えることができます。これなら、家具が倒れたり、食器棚のグラスや茶碗が飛び出したりするということはほとんどなくなります。今後、この免震工法を各地の工務店やビルダーの協力のもと、全国へと波及させていきます。工務店やビルダーが免震住宅を供給できるようになるということは、価格の高い大手メーカーの免震住宅以外にも選択肢ができるという意味で、画期的なことといえるでしょう。

[参考サイト]
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