ひところ、コンクリート打ち放しの家が流行しました。むき出しのコンクリートの質感がハードでカッコよく、住宅に関心を持つ高感度な人種の気持ちを引き付けました。ところが、実際にコンクリート打ち放しの家を建てた人から、こんな声を聞きました。「元気なときはいいんだけど、体調が悪いときはつらくて」。むき出しのコンクリートの質感は、生身の人間には硬すぎるのです。人間の一生には、さまざまなことが起こります。健康なときばかりではないし、やがて年をとります。
JR宇都宮線(宇都宮)の中古一戸建て
JR東海道本線(湯河原)の中古一戸建て
東武東上線(上福岡)の中古一戸建て
JR総武線(津田沼)の中古一戸建て
JR埼京線(武蔵浦和)の中古一戸建て
コンクリートむき出しの「硬い住宅」は、若くて元気なときには住みこなせても、弱った体や心を受け止めてはくれません。「笑う住宅」というのもあります。真っ赤なペンキを塗った金属の手すりが付いていたり、黄色い三角の小窓がピシッと決めてあったり、パンチングメタル(小さな穴がたくさんあいた金属板)を多用していたりする、ハッピーな家のことです。デザインがきれい。見て楽しい。家がいつも笑っています。ところが、ハッピーな家にも、時としてアンハッピーなことが起こります。子供が交通事故に遭うかもしれないし、離婚騒ぎがあるかもしれない。お葬式を出すこともあるでしょう。そんなとき、窓が笑っていたら、手すりが歌っていたら、どうします?家は家族の人生を丸ごと包むものでなければなりません。だから、負の感情にも対応できるものであるべきです。木の家なら、楽しいときは楽しく、悲しいときはやさしく包み込んでくれるはずです。