家庭用の類推で、管理組合の電気代を下げようと思うと、話がぜんぜん、かみ合わないことになる。共用部分の電気代については、制度がまったく違うからなのだ。そもそも高圧契約では、「基本料金」というのが、ほとんど自分たちには見ることも触ることも操作することもできない方法で決められているのだ。私の管理組合が払った電気代のうち、基本料金が占める比率は、過去五年の平均で、おおむね三分の一程度に達している。それがブラックボックスのように、われわれの想像を絶する方法で決められ、ある時には増え、ある時には減るというのだから、驚くなと言うほうが無理だろう。
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高圧契約の基本料の算出方法は、こうだ。一年間を三〇分単位に区切る。そうすると一年は合計一万七五二〇単位に区切られる。その区切られた時間のなかで、とにかく一番多く電気を使った一単位の使用量(最大需要電力)が、翌月以降、一年間を通しての基本料のベースになるのだ。理解できるだろうか?私もなかなか理解できなかったのだから無理はない。少なくとも家庭の電気の基本料の類推が通用しないことだけは分かるだろう。しかし共用部分の電気代を安くするためには、とにかく理解していただくしか方法はない。